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森トラスト オフィスに保育所、子供も親も安心

 森トラスト社長・伊達美和子さんに聞く

 --来年3月、東京・神谷町に「東京ワールドゲート」が完成する。再開発の核となる複合施設「神谷町トラストタワー」のコンセプトは

 「創業間もないスタートアップ企業と大企業との化学反応が期待できる。働く人たちの業務の中での気付きや新しいビジネスなど斬新な発想が生まれるきっかけをいろいろな階層で作り、エリア全体で実現できる方法を考えたい。社内に10月、『まちづくり推進室』を発足させた。開業準備とともに周辺住民と協力し、まちづくりを推進する初めての試みだ」

 --この計画では米ホテル大手マリオット・インターナショナルの最高級ブランド「エディション」を誘致した

 「宿泊滞在者や地域の人たちがロビーに集まりやすい空間を作っていく予定だ。これはエディションのコンセプトで、われわれがオフィス事業でやりたかったことと合致する。相乗効果が期待できる」

 --地域全体を活性化させる方針で都市開発を進める

 「近くの城山トラストタワーでは11月、グループが運営する保育所『ナーサリールーム ミライズ』を開業した。働く親はオフィス内に乳幼児を預けることができる。保育所が会社や働く場所の近くにあることは女性が子育てしながら働き続ける一つのサポートになる。通勤の大変さはあるが、子供が自分の近くの空間に預けられ、何かあればいつでも駆けつけることができる。そうすることで子供と親の両方が安心できる」

 --自身も子育てを経験。教訓が反映されているか

 「母親の安心した姿は全部子供に伝わる。そう考えると親子の絆や安心感を守る意味でも、親自身の目の届く範囲に保育所があったら、理想なのではないかという発想で作った施設だ」

【プロフィル】伊達美和子

 だて・みわこ 慶応大大学院修了。1996年長銀総合研究所勤務を経て、98年森トラスト入社。2000年取締役、常務、専務を歴任。11年森トラスト・ホテルズ&リゾーツ社長。16年から現職。東京都出身。

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