トップは語る

ポルシェジャパン 量より質 品質と収益性を重視

 ポルシェジャパン社長 ミヒャエル・キルシュ社長(54)

 --日本の自動車市場をどうみているか

 「アジア諸国の共通点として、それぞれの歴史に根ざして社会が成り立っている。日本市場は成熟しており、われわれも60年以上の歴史がある。日本の皆さまにはブランディングへの理解が浸透しており、品質への期待値も大きい。われわれは品質や革新性だけでなく、一人一人の好みに合わせて車をカスタマイズしていくことについても、期待に応えることができる。信頼と責任の原則に基づき、顧客第一の精神で仕事をしていきたい」

 --日本で電気自動車(EV)が普及する可能性は

 「ポルシェはEVに60億ドル(約6500億円)以上を投資し、研究開発やマーケティングを行っていく。EVの未来に強い確信を持っている。インフラの充実や、新しいモビリティーであるEVについて説明していくことも必要だ」

 --ポルシェ初のEV「タイカン」を発表した

 「大成功すると確信している。タイカンの強みは、『真のスポーツカーである』という点だ。EVだが、その運転感覚はまぎれもなくスポーツカーだ。技術だけでなく、いろんな意味でイノベーションを定義づける車だと思っている」

 --ポルシェは日本での販売をもっと増やせるのか

 「量より質だ。新しい顧客を見つけ、量も伸ばしたいのは確かだが、販売台数を追えば成功なのかというと、必ずしもそうではない。成功というのは最終的にお客さまをハッピーにできるということ、満足を得ること。十分な品ぞろえを提供することは重要かもしれないが、皆さまの夢、お金をかけてもらえる車であることが大切だ。だからポルシェの残存価値は高い。品質と収益性に着目してビジネスをしていきたい」

【プロフィル】ミヒャエル・キルシュ

 独ギーセン大国際ビジネス経済学部卒、1990年BMW入社。セールス、マーケティング、PRなどを担当。ポルシェチャイナ最高執行責任者、ポルシェコリア社長を経て、2019年8月から現職。ドイツ出身。

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