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AIベンチャーのコグニティ、約1億9000万円調達 中小企業版の開発へ

 人工知能(AI)ベンチャーのコグニティ(東京都品川区)は15日、ベンチャーキャピタルのクロステックベンチャーズ(同中央区)のベンチャーファンド(基金)と求人サイト運営のディップから総額約1億9000万円を調達したと発表した。これにより累計調達額は約5億円に達する。

 調達した資金を活用して、このサービスの中小企業版の開発に乗り出す。採用面談や人事評価面接などの人事領域向けのサービスの開発にも取り組む。

 コグニティは、独自開発のAIを活用して営業トークを解析し、成功する営業トークのこつを企業に助言するサービス「アップ・サイター」を手掛けている。

 企業の営業研修では経験値をベースにしたものが多く、スキルの向上にばらつきが生じるなどの課題があった。このサービスを使えば、AIが模範となる営業トークを抽出し、具体的な例文を手がかりにした営業スキルの向上が図れるという。これまで大企業や上場企業を中心に約120社が採用している。

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