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自殺者数が過去最少に 速報値で1万9000人台 10年連続減

 令和元年の自殺者数が統計を開始した昭和53年以来、最少の1万9959人となったことが17日、警察庁の集計(速報値)で分かった。減少は10年連続で、人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も0・7人減り、15・8人となった。速報値が2万人を切ったのは初めて。ただ3月発表の確定値は例年増加する傾向にあり、最終的な自殺者数は2万人超となる可能性が高い。

 政府は平成29年の自殺総合対策大綱で自殺死亡率を米国やドイツの水準に並ぶ13・0人以下にすることを目指しており、データをまとめた厚生労働省は「約2万人の方が命を絶たれており、依然として深刻な状況。引き続き対策をしっかりやっていく」とした。

 男女別でみると、女性はこれまでで最少の6022人(30年比528人減)。男性は1万3937人(同353人減)に上った。

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