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テレビでネットフリックス、機器の投入も ジェイコムが目指す放送と通信の融合 (2/2ページ)

 ケーブルテレビならではのきめ細かいサービスも日々進化している。近年、台風・大雨や地震など頻発する災害では、地域ごとの「コミュニティチャンネル」で災害・防災情報を放送。自治体からの避難情報など、地域密着型の情報で強みを発揮した。

 一方、ケーブルテレビに番組を供給する会社からは、STBで配信サービスも利用できるようになることに、「動画配信サービス寄りになるのでは」と、懸念の声も寄せられたという。だが井村社長は、「だんらんの中心でテレビを見てもらえば、多チャンネル放送の視聴にもつながる」と展望。さまざまなコンテンツを利用できることで、再びテレビの前に家族が集まってくることを期待する。

 みんなでテレビを見ることを思い出させてくれた出来事が、昨年のラグビーワールドカップ(W杯)だ。ジェイコムで見られる「J SPORTS」では全試合を4K放送で中継した。加入者が増えただけでなく、「全国42カ所で76回実施したパブリックビューイングには、延べ10万人が集まった」という。

 今年は東京五輪・パラリンピックという一大イベントが控える。放映権の問題などはあるが、「日本の国をあげた行事として、そこにかかわる形の仕事をしたい」と井村社長は熱を込める。4K放送用のSTBの普及にも、さらに力を入れていく方針だ。

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