保育分野のIT(情報技術)サービスを手掛けるユニファ(名古屋市中区)は、保育園児の体温記録など現場の労務負担軽減につながる5種類のサービスを一括で販売すると発表した。ITや人工知能(AI)を活用した次世代型の「スマート保育園」を提案することにより、保育士が園児と向き合える環境を作り出す。
園児の肌着にセンサーを付けて寝返りやうつぶせ寝をスマートフォンで知らせる「ルクミー午睡チェック」、非接触型体温計を使って瞬時に計測や記録ができる「ルクミー体温計」をはじめ、保育士の勤怠管理や勤務シフトを自動で調整したり、保護者に園児の登降園を知らせるサービスなどをまとめて販売する。価格は保育園規模によって異なる。
これまで個別の商品単体で販売してきたが、「保育士不足が深刻になる中で、サービスの一括販売により、保育現場の労務負担を少しでも減らし、保育の質的向上を後押ししたい」(担当者)としている。