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パソコン出荷台数、前年比37.4%増加 ウィンドウズ7終了で需要

 電子情報技術産業協会は22日、2019年のパソコン国内出荷台数が前年比37.4%増の973万7000台だったと発表した。今月に基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」のサポートが終了したのに先立ち、企業を中心に買い替え需要が拡大。自宅などで働く「テレワーク」の広がりもあり、近年スマートフォンなどに押されてきた市場の復調につながった。

 内訳は、デスクトップが49.4%増の258万4000台、ノートパソコンは33.6%増の715万2000台。出荷金額の合計は36.7%増の9126億円だった。19年10月の消費税増税前の駆け込み購入も出荷を押し上げた。

 パソコンの国内出荷はスマホやタブレットの普及に押され、17年までは5年連続で減少。18年は持ち直したものの4.5%増にとどまっていた。

 20年については、19年の水準を上回ることは難しいと見られている。

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