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メルペイ、オリガミを買収 スマホ決済の生き残り懸け地方普及加速

 フリーマーケットアプリ大手のメルカリは23日、傘下のスマートフォン決済を手掛けるメルペイ(東京都港区)がスマホ決済のOrigami(オリガミ、東京都港区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。株式取得は2月25日の予定。スマホ決済をめぐり、合従連衡が加速する中で、地方の加盟店開拓で強みを持つオリガミを買収することで生き残りを図る。

 取得価額は非公表。オリガミのスマホ決済「オリガミペイ」は、顧客や加盟店への一定の周知期間を経てメルペイの決済サービスに統合する。

 メルカリとメルペイは同日、信金中央金庫(東京都中央区)と業務提携で基本合意したことも発表した。オリガミは2018年に信金中金と資本業務提携を結んでおり、地方の中小企業を中心に両社で累計8万社の加盟店を開拓。メルペイは信金中金のネットワークを生かし、地方への普及加速につなげたい考え。

 ただ、ヤフーとソフトバンクが共同出資するスマホ決済サービスの「ペイペイ」は個人営業の加盟店が80万店舗に上り、地方でも急速に勢力を拡大しており、競争環境は依然、厳しい。

 オリガミは16年にいち早くスマホ決済を開始したが、「ペイペイ」やLINE(ライン)の「LINEペイ」など、大手の知名度に押され、伸び悩んでいた。一方、メルペイも、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEの経営統合により、LINEペイ、NTTドコモの「d払い」、KDDI(au)の「auペイ」と組んだ4社連合が瓦解し、新たな連携先を模索していた。

【用語解説】スマートフォン決済

 買い物をする際に、スマホのアプリを使って支払う決済手段。店舗でスマホの画面に表示されるバーコードを読み取ってもらったり、店のQRコードを読み込んだりして利用する。代金は銀行口座やクレジットカード経由で支払う。IT企業や携帯電話会社などが参入し、消費税増税に伴うキャッシュレス決済のポイント還元制度を追い風に利用者が伸びている。

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