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大戸屋が人手不足対策 加工品を活用し業務効率化、業績回復をねらう

 定食チェーン「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋ホールディングス(HD)は、人手不足に対応するためカット野菜などの加工品も活用し、業務効率を上げる方針だ。食事の提供時間を早めて客の満足度を上げる狙いもあり、定番メニュー値上げの影響で低迷する業績の回復を目指す。

 窪田健一社長が4日までに共同通信の取材に応じた。店内調理の原則を維持するとした上で「労働環境の変化から加工品を取り入れていく方向感はある」と説明した。

 昨年10月に創業家から株を取得し、大戸屋HDの筆頭株主となった外食大手コロワイドとの協議については「具体的に進められるような話はない」と述べるにとどめた。ただ「コロワイドに限らず(食品の)共同開発などはあり得る」として、加工品の調達などで協業する可能性には含みを持たせた。

 窪田社長は6月にメニューを改定して立地やエリアごとにメニューの数を変える考えも明らかにした。ビジネス街の店では品数を絞り、郊外店では充実させる方針だ。

 大戸屋HDは2019年9月中間連結決算で、本業のもうけを示す営業損益が赤字に転落。メニューの値上げなどで客数減が続いていた。窪田社長は「マーケットの変化に対し、ミスマッチが起きていた」と分析し、ブランド力を向上させて客数回復を図るとした。

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