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日産、11年ぶりに赤字転落 新型肺炎の「影響ある」

 日産自動車は13日、令和元年10~12月期連結決算の最終損益が、260億円の赤字(前年同期は704億円の黒字)に転落したと発表した。同期の最終赤字は、リーマン・ショック直後の平成20年以来、11年ぶり。米国事業の低迷が長期化して収益が悪化した。

 2年3月期の販売台数の見通しは、524万台から505万台に下方修正。通期業績見通しも売上高が従来の10兆6千億円から10兆2千億円、最終利益は1100億円から650億円に引き下げた。中国で拡大する新型肺炎による影響は織り込んでおらず、さらに悪化する恐れがある。期末の株主配当は10年ぶりに見送る。

 米国市場は、前会長のカルロス・ゴーン被告時代の拡大方針で過度な値引きを続けた結果、ブランド価値や収益が低下。西川広人前社長が販売奨励金を抑制するなどの改革に着手したが回復に至らず、通期の米国販売は前年比12・7%減少する見通し。

 内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は横浜市で開いた決算会見で、「足元の業績悪化は想定を超えている」と述べ、追加リストラの検討を表明した。

 新型肺炎の影響については、中国で17日から順次、工場の稼働再開を見込んでいるとしたが、国別の生産・販売台数が中国が最大となっていることを踏まえ、「2月半ば以降まで生産が再開できない状況を考慮すると(収益に)それなりの影響がある」との認識を示した。

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