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つえ振動 ホーム転落防ぐ 京セラ、視覚障害者向け3年以内実用化へ

 京セラは、視覚障害者が駅で安全に歩行できるように支援するシステムを開発したと発表した。専用のつえを持ってホームの端に近づくと、つえが振動したり、スマートフォンから警告音が流れたりして危険を知らせてくれる。実証実験などを踏まえ、3年以内の実用化を目指す。

 先端に無線機器を備える白いつえを開発。ホームの端や列車の連結部分などに電子タグを設置し、受信範囲に近づくと自動で振動するようにした。スマートフォンとも連動し「ホームの端に近づいています」などと注意を促す音声が流れる。

 京セラは横浜市内にある自社の研究施設「みなとみらいリサーチセンター」に駅のホームを模した体験コーナーを設けた。2月18日から3月19日まで一般公開し、視覚障害者らに改善点を助言してもらう。

 京セラの開発担当者は「ホームドアに比べて設置費用がかからず導入するための障壁は低い。歩行者の安全を支援する手段の一つにしてもらいたい」と話した。

 国土交通省によると、2010~18年度に、視覚障害者が駅ホームから転落した件数は年58~94件で推移している。鉄道各社はホームドアを順次導入しているが、視覚障害者については大きくは減少していない。

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