現場の風

2025年日本国際博覧会協会 世界の未来考える大阪万博目指す

 2025年日本国際博覧会協会事務総長・石毛博行さんに聞く

 --2025年大阪・関西万博は、持続可能な開発目標(SDGs)を開催目的の一つに据えている

 「SDGs達成への貢献を目指すプロジェクト『TEAM EXPO 2025』を立ち上げた。SDGsは国連で採択された貧困撲滅や気候変動対策など、30年までの解決を目指す17のゴール、169のターゲットから構成されるが、それらの社会課題を解決するアイデアやサービスを持つ事業主体(プレーヤー)を支援していく」

 --具体的な支援のイメージは

 「広範で複雑な課題に取り組むだけに、プロジェクトごとの運営、実行、サポートの体制整備が不可欠だ。今回、第1弾として企画全体を見渡して運営するプロジェクトパートナー7社を選び、包括連携協定を締結した。パートナーとプレーヤー、さらに情報発信や事業に必要なリソースを提供できるサポートメンバーが一体となり、SDGs達成に資する体制とする。チームとして、さまざまな領域、地域に作っていく」

 --開幕までの取り組みは

 「これから具体的なプロジェクトを立ち上げ、今春をめどにプレーヤーやサポートメンバーを募集していく。パートナーを含め、海外からの応募も大歓迎だ。開幕までに1000以上の共創事業を企画し、審査を経て有力案を絞り込んでいく。万博の会場で最終的なプレゼンテーション、審査を行い、ベストプラクティスを決める。高校野球でいえば甲子園大会のようなイメージだ」

 --かつての見て感動して帰る万博とは様変わりする

 「国としての成長期に開催された1970年の大阪万博に対し、今回は成熟期の万博といえ、世界の状況や日本の立ち位置も異なる。開幕前までのプロセスから参画し、共に作り上げていく、来場者が世界の未来を考える契機となるような万博を目指したい」

【プロフィル】石毛博行

 いしげ・ひろゆき 東大経済学部卒。1974年通商産業省(現経済産業省)入省、製造産業局長、中小企業庁長官、通商政策局長、経済産業審議官、日本貿易振興機構理事長などを経て2019年5月から現職。千葉県出身。

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