広報エキスパート

京王電鉄 現場社員の姿勢を積極的に発信 (1/2ページ)

 京王電鉄 広報部長・長谷川和憲氏に聞く

 --「京王グループ中期3カ年経営計画(2018~2020年度)」が3年目に入ります

 人口減少や労働力不足による働き方改革が求められる中、「成長の実現」を目指し、2つの取り組みを推進しています。1つは既存事業の収益力強化です。鉄道事業では、京王線(笹●駅-仙川駅間)連続立体交差事業の推進や、自然災害、テロ行為対策など「安全性の向上」に取り組むとともに、座席指定列車「京王ライナー」(新宿-京王八王子、新宿-橋本)の運行拡大を図っています。流通業では昨年、ショッピングセンター「キラリナ京王吉祥寺」をグランドリニューアルオープン。「私たちのお気に入り」をコンセプトに、幅広い世代と多様なライフスタイルを持つお客さまにご利用いただけるよう改装しました。その他店舗でもテナント入れ替えを推進、収益力強化を図っています。(●=塚のノ二本に「、」を重ねる)

 --2つ目は

 成長分野の収益基盤化です。ホテル事業では、シティーホテルの「京王プラザホテル」と宿泊特化型バジェットホテルの「京王プレッソイン」(東京都心部11店舗)の2ブランドで事業展開していましたが、この2年間で、東京五輪パラリンピックで急増するインバウンド(訪日外国人観光客)と国内の観光客のニーズに応えた宿泊特化型アッパーミドルホテルの「京王プレリアホテル」を京都と札幌にオープンしました。また中長期滞在者向けの宿泊施設「カリオ笹塚テラス」を京王線笹●駅前にオープン。「暮らすように泊まる」をコンセプトとし、国内外の多くのお客さまにご利用いただいています。(●=塚のノ二本に「、」を重ねる)

 --「高山グリーンホテル」内に新館をオープンします

 岐阜県高山市は2016年に、高山祭の屋台行事がユネスコ無形文化遺産に登録され、国内外から年間450万人以上の観光客が訪れています。こうした中、地元の「高山グリーンホテル」と連携し、新館「桜凛閣(おうりんかく)」を今後オープンします。両社それぞれのノウハウやネットワークを活用することでインバウンド戦略に弾みをつけることができ、高山市を中心とした地域活性化にも貢献できると思っています。京王バスグループでは1998年から高速バス路線「飛騨高山線」を運行しています。

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