フジテレビ商品研究所 これは優れモノ

「タフ・見守るクルマの保険プラス」はグローバル基準の商品 (1/2ページ)

 あいおいニッセイ同和損害保険 「タフ・見守るクルマの保険プラス」

 安全運転で保険料が安くなる自動車保険

 無謀なあおり運転や高齢ドライバーによる死傷事故が社会問題となっている。今回の「これは優れモノ」はドライブレコーダーなど新しい通信機器を用いた、新タイプの事故を起こさないための自動車保険を取材した。

 通信技術の進歩で可能に

 「顧客にも社会にもメリットのある保険というのが開発の出発点です」と話すのは、あいおいニッセイ同和損害保険自動車保険部の梅田傑(まさる)さん(47)。入社以来、ほとんどのキャリアを新商品の企画・開発に費やしてきた自動車保険のエキスパートだ。

 同社では2004年に実際に走行した距離に応じて保険料が決まる業界初の自動車保険「PAYD(ペイド)」を発売した。

 「通信技術の進歩で、新しいコンセプトの自動車保険を開発できました」と同商品の開発にも携わった梅田さん。トヨタ自動車と共同し、車載端末から走行距離情報を取得して、保険料を決めるという新たな自動車保険だ。

 ただ、梅田さんによると、「こうした仕組みは、日本ではまだ浸透していなかった」ため、期待したほどの反響は得られなかったという。

 ところで、自動車の原型が生まれたのは1769年。フランス人のジョセフ・キュニヨが蒸気自動車を製作した。日本では江戸時代後期、日本地図を作った伊能忠敬や発明家の平賀源内が活躍した時代だ。

 キュニヨの蒸気自動車は、ガソリン自動車になり、1860年代にはガソリンエンジンへと発展。自動車の普及とともに、事故防止の対策がとられるようになった。1865年に、自動車の運用方法についての条令が英国で作られたほどだった。

 1908年に「T型フォード」が発表されると、運転しやすく、修理も容易で安価に済むということで、全世界で大ヒット商品となった。第一次世界大戦後は、移動手段としての自動車の増加につれて事故も急増。その補償の必要性からさまざまなタイプの自動車損害保険が生まれていく。

 日本で自動車保険が誕生したのは14年で、市場の伸長に合わせて日本独自の自動車保険が登場し、今日に至っている。

 技術革新で自動車などの移動体にデータ通信機能を持たせることが容易になりドライバーとの情報のやり取りが可能となった。こうしたテレマティクス・サービスは、欧米ではいち早く実用化され、自動車保険の分野でも活用されていた。

 グローバル基準の商品

 あいおいニッセイ同和損保は2015年、英国のテレマティクス自動車保険最大手を買収し、これまでにないグローバル基準の自動車保険の開発に注力した。

 18年にはトヨタの「コネクテッドカー(つながる車)」向けに安全運転で保険料の安くなる保険を発売。そして、20年1月には、専用のドライブレコーダーを取り付けることで、どんな車にも対応する「タフ・見守るクルマの保険プラス」を市場投入した。

 「安全運転を続けると保険料も安くなるという日本初のテレマティクス自動車保険です」と梅田さんは、自動車保険の新しいカタチを説明した。

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