メーカー

神鋼、真岡発電所に2号機 本業不振、長期大口契約で安定収益見込む

 神戸製鋼所は2日、栃木県真岡市に建設していたガス火力の真岡発電所2号機が完成し、1日に営業運転を開始したと発表した。昨年10月に稼働した1号機に続くもので、2基での発電規模は計124万8000キロワットとなる。主力の鉄鋼の事業環境が厳しくなる中、安定収益が見込める発電事業の存在感が高まっている。

 真岡発電所は、神戸製鋼の真岡製造所に隣接した火力発電では国内初の内陸での大型設備。発電分は東京ガスに供給する。神戸市の神戸製鉄所内では発電規模140万キロワットの石炭火力発電所が稼働中のほか、新たに最新鋭の石炭火力発電所2基も2021年度以降に運転を開始する予定だ。

 神戸製鋼は、鉄鋼事業の不振などが響き、20年3月期の連結最終損益が前期の359億円の黒字から150億円の赤字に転落する見通しだ。原材料価格が高止まりするのに対して製品価格の値上げが追いつかず、鉄鋼事業は苦境が続く。

 一方、発電事業は大口需要家と長期契約を結んでおり、安定稼働ができれば着実な収益が見込めるという。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus