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全日空と日航が新型肺炎で国内も減便 細る利用で出口見えず

 全日本空輸と日本航空が4日発表した大規模な減便は、新型コロナウイルスの感染拡大により全国的に人の移動が急激に細っている現状を浮き彫りにした。旅行の取りやめに加え、企業による出張制限も広がっており、出口は見えない状況だ。

 「今月から5月くらいまでの予約は、いったんほとんどキャンセルになった」。東京都内の旅行会社の男性社員はあきらめ顔だ。「中国からの訪日客需要がなくなっただけでも痛いのに、まさか国内がこんな状況になるとは」とため息をつく。

 政府がこれまでにまとめた感染拡大防止策の中には旅行の制限は入っていないが、個人旅行から学校の合宿まで、幅広い旅行が中止されているという。キャンセルは2月27日に安倍晋三首相が小中高などの全国一斉休校を要請してからさらに増えたと男性は話す。

 旅行需要の減少に、企業の出張制限も追い打ちをかける。日本製鉄は2月27日、国内外の出張を原則禁止し、代わりにテレビ会議などの活用を求めた。日立製作所もグループ内の出張は国内外とも原則自粛すると決め、取引先への訪問も時期の見直しを検討するよう社内に通知した。

 トヨタ自動車も不要不急の国内外の出張は避けるとしており、グループ企業にも同様の措置が広がっている。

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