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「令和」が地名に 全国初か 東京、人工島の大田区側

 東京都大田区は5日、江東区との間で帰属を争っていた東京湾の人工島「中央防波堤」のうち、訴訟を経て大田区側となったエリアの地名案を「令和島(れいわじま)」に決めたと発表した。今後区議会の議決を経て正式決定。国土地理院や区によると「令和」を含む地名は全国初とみられる。

 人工島のうち、東京五輪・パラリンピックのボート会場などがある江東区側の地名案は既に「海の森」に決まり、同区議会で審議されている。

 大田区側は全域が都のコンテナ埠頭(ふとう)として利用されている。区は昨年12月に地名案を公募し、532件の応募のうち「令和島」が最多の20件だった。実際には「令和島1丁目」といった表記になる予定。

 中央防波堤は都が昭和48年にごみ処分場として埋め立てを始め、面積は約500ヘクタール。両区は長年帰属を主張していたが、東京地裁が「江東区79・3%、大田区20・7%」とした昨年9月の判決を受け入れ確定した。

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