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休校打撃、給食事業者を支援 「ふるさとチョイス」返礼品に食材採用

 トラストバンク(東京都目黒区)は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を通じて、新型コロナウイルスの感染拡大で休校になり、経営に影響が出ている給食事業者を支援する取り組みを始めた。

 5日午後3時現在で、北海道岩内町や佐賀県江北町など全国15の自治体からの協力を得て、休校で行き場を失ったパンや肉類、米、野菜などを返礼品に採用した。

 このうち、福井県越前市の養鶏業者では、市内10校に納品している3月分の注文がすべてキャンセルとなっており、4000円から寄付を募っている。トラストバンクでは、影響を受けた事業者支援を目的とした場合、自治体によるふるさと納税サイトへの掲載を無料にするとともに、来週にも観光や外食産業を対象にした取り組みも始める。

 臨時休校により、給食の食材を扱う企業にはキャンセルが相次ぎ、日持ちしない食品や牛乳などの廃棄費用もかかるなど、経営に悪影響が出ている。

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