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JDI再建 いちごアセットが支援額を最大100億円積み増し

 中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は13日、独立系投資顧問会社のいちごアセットマネジメントが支援額を最大100億円積み増すと発表した。いちごは、今年1月に決定済みの支援を今月下旬に一部変更して実施した後、6月下旬以降に最大604億円の追加支援を行う。JDIは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う環境悪化の中、資金不足を回避する。

 いちごとJDIは1月に支援で合意した。いちごはまず504億円でJDIの優先株を引き受け、筆頭株主となる計画。出資受け入れを決める臨時株主総会は今月25日に開き、翌日の払い込みが済めばJDIは負債が資産を上回る債務超過を解消できる見通しだ。

 ただ、新型コロナウイルスの影響で中国工場の操業は低下し、液晶パネルを搭載するスマートフォンの需要も減少。今年7~9月期以降に約50億円の運転資金が追加で必要になる可能性があるという。このため同社は6月下旬の定時株主総会で追加支援を決め、不測の事態に備える考え。いちごからの調達額は最大1008億円から1108億円に増える。インターネットを通じて記者会見したJDIの菊岡稔社長は「(足元では)株式市場の大幅な混乱があるが、資金繰りの万全を確保する」と述べた。

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