サービス

亀田の柿の種、インド攻勢 日本より辛い味 現地生産始め拡販

 発売から50年を超える亀田製菓(新潟市)のピーナツ入り商品「亀田の柿の種」が、インドへの進出を本格化させている。2017年にインド食品大手と合弁会社を設立し、昨年11月から北部ハリヤナ州の工場で生産を開始した。原料には細長いインディカ米を使用。現地の好みに合わせ、日本の商品より辛い味付けで、13億の人口を抱える巨大市場に浸透を図る。

 ピリ辛で小ぶりなせんべい(柿の種)にピーナツを合わせた商品の元祖として、同社は抜群の知名度を持つ。インドでは「KARI KARI」のブランド名でワサビ味やチリ・ガーリック味など4種類をそろえた。

 当初は中国の工場で生産してインドに輸入。首都ニューデリーや西部の商都ムンバイなどでテスト販売し、好評だったため現地生産に踏み切った。今後は販路をインド全土に広げ、スーパーマーケットや、インドの食品販売では主力の零細商店でも取り扱う計画だ。

 インドは、コメの生産量が中国に次いで世界第2位の規模を誇る。だが、これまでインディカ米を使った本格的な米菓は生産されてこなかった。亀田製菓の河野純・海外担当マネジャーは「インドにはコメを食べる文化が根付いており、浸透しやすいと考えた。若い世代を中心に新たな市場を開拓していきたい」と意気込む。

 亀田にとってはタイ、カンボジアなどに次いでインドが6カ国目の海外拠点だ。現地での試食会を何度も開き、柿の種の大きさやピーナツとの配合割合を検討。柿の種とピーナツの比率は「65対35」が最も人気が高くカリッとした食感を好むことが分かり、柿の種を日本の商品よりも大きく硬めに仕上げた。

 インドでは中間層の拡大に伴い高級スナック菓子の需要が急拡大している。ワサビ味の「KARI KARI」を口にした会社員のジラ・パリシャドさんは「ビールを飲みたくなる味だね」とほほ笑んだ。(ニューデリー 共同)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus