金融

SMBC日興社長に近藤氏 7年ぶり生え抜き、営業強化

 SMBC日興証券は18日、旧日興証券出身の近藤雄一郎取締役兼専務執行役員(57)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。三井住友銀行出身の清水喜彦社長(64)は代表権のある会長に就任する。旧日興の生え抜きがトップに就くのは7年ぶり。専門性の高さを生かし営業を強化する狙いがある。

 近藤氏は支店勤務の後、本社の企画部門を長く務めた。2009年に三井住友フィナンシャルグループの傘下に入る交渉のかじ取りを担った。

 近藤氏は「身の引き締まる思いだ。現在の大きな変化も価値創造のチャンスと捉え、飛躍につなげていく」とのコメントを出した。

 清水氏は「資本市場への深い見識や胆力を兼ね備えている」と選定理由を説明した。

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【プロフィル】近藤雄一郎氏

 こんどう・ゆういちろう 同志社大卒。1986年日興証券(現SMBC日興証券)。専務などを経て2019年6月から取締役兼専務執行役員。兵庫県出身。

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