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コロナ影響下の意外なヒット商品 「大震災に匹敵する災害」でもコンビニ堅調 (1/2ページ)

 営業時間短縮なく、普通に営業しているありがたさ

 東京都内の筆者の実家に近い大手コンビニエンスストアでは一時、ドラッグストアやスーパーマーケットの棚から消滅したティッシュペーパーを「おひとり様ひと箱限定」で買うことができた。品物が配送される時間帯を狙えば、入手できるらしかった。私はしばらく、配送される時間帯を狙い、1箱ずつティッシュを買いに出かけた。自粛モードで営業時間が短縮されたスーパーなどと違い、コンビニは普通に深夜まであいている。なぜかほっとして、ほかのものまで買い込んでしまうこともしばしばだった。

 「パンデミック」と位置付けられた新型コロナウイルスの感染拡大で、外国人観光客が激減し、京都などの観光地は通りから人が消え、新幹線も空席が目立つ状況が続く。感染防止のため自宅待機の職場が増え、外出を控える人が急増。人の流れが滞れば物販も減る。感染防止の観点から、店舗は営業時間の短縮を迫られるなど流通業界は大きな打撃を受けている。特に大手百貨店では2月、前年同月比の既存店売上高が三越伊勢丹ホールディングスで14.3 %減、免税品売上高に限れば高島屋が2月時点で約7割減、3月に入って9割以上の減と大幅に減少した。大手スーパーやショッピングモールでも自粛モードが加速、出歩くのがはばかられる風潮すらある。ニューヨークなど海外でも外出禁止やレストランの閉鎖、スーパーの棚が空っぽな様子が報道されて品薄への危機感は募る。

 世界的な景気の低迷が避けられそうにない中、日本のコンビニはなぜか堅調だ。

 2月の各社の月次データでは、既存店売上高の前年同月比はミニストップで2.7%増、セブン-イレブンで0.8%増、ローソン0.4%減、ファミリーマート0.9%減、とほぼ前年並みを維持している。テレワーク導入によるオフィスの閉鎖、レジャー施設の休業で、都市部のオフィス街や観光地の施設の周辺にある店舗は閑古鳥が鳴いている。それにもかかわらず、どうして堅調なのか。

 おもちゃにサプリメント~「巣ごもり」初期段階と健康留意

 これは「日用品需要の伸びが大きく、オフィスなどの閉鎖の影響を受けた店舗のマイナス分を補って余りあるから」と大手チェーンの幹部は解説する。

 「日用品需要」は2月、まずはマスクやトイレットペーパーなどの駆け込み需要に表れた。ミニストップの売上増をけん引しており、同社では紙類など衛生用品に限れば前年同月比7割増だった。またローソンでは、生鮮品も扱うミニスーパー「ローソン100」に限れば既存店売上高が前年同月比0.2%増。内訳をみると、客数は2.3%減なのに客単価が2.5%増で、1人当たりの購買量が増えたことがうかがえる。

 続いて需要は在宅勤務や外出を控える「巣ごもり」に備えた、子供でも電子レンジなどで簡単に調理できる冷凍食品やカップめんなどが主流となっていく。ファミリーマートでは冷凍食品やチルド総菜のオリジナルブランド「お母さん食堂」シリーズやスープなどが前年実績を上回った。ローソンでは買い置き用の米や乾麺、パックご飯が増加した。

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