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JFE、生産調整拡大を示唆 自動車の国内工場停止受け

 日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は25日の定例記者会見で、JFEが手掛ける自動車向け鋼材の生産調整拡大を示唆した。新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車各社が一部の国内工場の停止を相次ぎ表明したことを受け「4月以降の(自動車各社の)稼働率を見ながら、需要に合わせた生産をすることが重要になる」との認識を示した。

 自動車業界の変調が他産業に広がる構図が鮮明になりつつある。影響が長期化する場合は高炉の一時休止に踏み切る可能性もありそうだ。感染拡大に関して「これほど人の移動が止まるのは経験したことがない。個人的にはリーマン・ショック以上(の影響)とみている」とした。

 需要の急速な縮小により国内鉄鋼大手の輸出先である東南アジアなどで鋼材市況が悪化している。粗鋼生産能力で日本を大幅に上回る中国の鋼材在庫の高止まりにも懸念を示した。

 北野氏は2月の定例会見で、日系自動車メーカーの中国での生産が新型コロナの影響で停滞しており、出荷調整を始めたと説明していた。

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