金融

松井証券25年ぶり社長交代 後任に和里田氏、創業家以外から初

 松井証券は25日、松井道夫社長(67)が退任し、和里田聡専務(48)が昇格する人事を発表した。松井氏は顧問に就く。トップ交代は1995年以来25年ぶりで、創業家以外からの就任は初めて。6月28日開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。

 松井氏は95年6月、4代目社長に就任。98年5月に国内初のインターネット取引を開始、伝統的な対面証券からネット証券へと衣替えし、日本におけるネット証券の礎を築いた。

 松井氏はこの日、東京都内で記者会見し「新しいものはすべからく古いものを切り捨てて始まる。いつまで(社長を)やっていても会社は変わらないのではないかと思い立った」と退任の意思を固めた理由を語った。

 一方、和里田氏は「(松井氏の)後継となることに重圧をひしひしと感じている。お客さまの体験価値を高めていくことを他社よりも先に、他社と違う形で提供していきたい」と抱負を語った。

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