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丸紅、最終赤字1900億円に 通期下方修正 コロナ影響で黒字一転

 丸紅は25日、2020年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正し、最終損益を従来の2000億円の黒字から1900億円の赤字に引き下げると発表した。前期の2308億円の黒字から一転して赤字に転落。赤字幅は02年3月期の1164億円を上回り過去最大となる見通し。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の停滞に加え、原油をはじめ資源価格が下落していることなどが影響した。

 同日会見した柿木真澄社長は、「コロナのインパクトで先が見えない状況だが、今回、石油、穀物事業などの減損処理をすることで、将来の懸念を縮小させる」と語った。

 具体的には、米国メキシコ湾と英北海の石油・ガス開発事業などの資産価値の見直しで1450億円、米国の穀物事業で1000億円といった一過性の損失が最終損益ベースで合計3700億円の悪化要因となる。米国の穀物事業は、米中貿易摩擦の影響や天候不順といった業績悪化要因に回復の兆しが出ていた。ただ子会社の米穀物大手ガビロンの輸出停滞を踏まえ、約800億円の減損損失を見込んだ。

 今回の最終赤字の責任を取って、社長は来期の役員報酬を6割カットし、他の役員は5割カットとする。

 一方、配当は年間1株あたり35円の予定を維持する方針だ。

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