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ドコモ、低遅延クラウド提供開始

 ■接続端末と通信経路 5月以降に最適化

 NTTドコモは、ドコモのネットワーク網と接続したクラウド基盤サービス「ドコモオープンイノベーションクラウド」の提供を始めた。接続端末とクラウド基盤間の通信経路を最適化し、ネットワーク伝送遅延を短縮する「クラウドダイレクト」も5月下旬以降に提供する予定。

 「ドコモオープンイノベーションクラウド」は低遅延、高セキュリティーなどMEC(ルチアクセスエッジコンピューティング)の特徴を持つクラウドサービス。ドコモネットワーク内の設備にクラウド基盤を構築することで実現しており、仮想マシンインスタンスや仮想ネットワークなどを利用できる。

 ドコモでは、「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加するパートナー向けにトライアル環境を提供して、33社と技術検証を進めてきた。今回、同サービスの商用提供を開始するに当たり、東京拠点を開設する。

 クラウド基盤には、ドコモが開発した画像認識APIなどの技術や、ドコモおよびパートナーが提供する映像伝送、VR・ARなどの11ソリューションが順次搭載され、第5世代(5G)移動通信システム時代のソリューション/サービスに広く活用されることが期待されるという。

 5月下旬に予定している「クラウドダイレクト」の提供開始に合わせ、「ドコモオープンイノベーションクラウド」の神奈川、大阪、大分拠点を開設し、東京拠点と合わせた全国4拠点で運用する予定だ。

 東京拠点の仮想マシンインスタンス料金は、月額4000円(税別)から。

 一方の「クラウドダイレクト」は、接続端末とクラウド基盤間の通信経路を最適化することで、5G時代に求められるネットワークの伝送遅延の低減を実現するサービス。ドコモのネットワークとダイレクトに接続することにより、セキュリティーの高い閉域通信を行える。また、「クラウドダイレクト」の管理機能として、モバイル回線の接続先の閉域網やクラウド拠点をユーザー自身が柔軟に変更できる「ネットワーク・オン・デマンド機能」を提供する。

 同機能を利用して、「ドコモオープンイノベーションクラウド」の複数拠点を利用することにより、接続先の拠点を柔軟に変更し、より低遅延なクラウドサービスの利用を実現するという。(インプレスウオッチ)

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