現場の風

メルカリ 無人ポスト設置で利便性向上

 メルカリ事業開発部マネージャー・石川佑さんに聞く

 --今夏に「メルカリポスト」を始める

 「(フリーマーケットの)メルカリで売れた商品を発送する際、発送用のQRコードをかざすだけで伝票が出てきて、それを商品に張ってポストに投函(とうかん)までできる無人サービス機だ。メルカリの発送拠点は今もコンビニや郵便局など全国に約8万拠点あるが、これら以外に駅やドラッグストアなど生活の導線上にメルカリポストを設置することで発送拠点を増やし、ユーザーの利便性を高めたい。3年で5000カ所に設置することを目指す」

 --8万拠点でも十分多いと思うが

 「メルカリのユーザーが増える中で、一部のコンビニなどでは発送のためにレジに列ができるといった問題が起きている。無人機を設置することで、レジに並ぶ必要がなくなり、買い物客を待たせるといった後ろめたさを感じることもなくなる。これまで以上に快適なメルカリ体験ができるようになるはずだ。設置する店舗にとっても新たな集客のチャンスになる」

 --メルカリは最近オフラインの事業が目立つ

 「メルカリがサービスを始めて7年がたち、認知度も高まったが、メルカリを知っているのに使っていないという人がまだ3600万人もいる。こうした人たちにはオンラインだけでは十分にアプローチできない。メルカリの使い方を学べる『メルカリ教室』などを展開してきたのもそのためだ」

 --設備投資や管理などコストが増える懸念もある

 「メルカリポスト単体での収益化は考えていない。メルカリポストによって利便性が高まり、新たな出品やユーザーが増えることで収益につなげたい。メルカリ体験はオンラインで完結せず、配送時には商品を持っていくという行動が必ず伴う。そこでの利便性を高めることは必然だし、取り組まなければならないことだ」

【プロフィル】石川佑

 いしかわ・ゆう 立教大経営学卒。京セラ、DeNAを経て2017年10月にメルカリ入社。19年7月から現職。茨城県出身。

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