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ソフトバンクG「ウィーワーク」株の取得取りやめ

 ソフトバンクグループは2日、共有オフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニー株式の取得を取りやめると発表した。経営難に陥ったウィーへの支援策の一環として最大30億ドル(約3200億円)を投じると公表していたが、事前に決めた条件を満たさなかったという。取得のために見込んでいた費用は削減される見通しだ。

 ソフトバンクは3月、最大4兆5千億円分の保有資産を売却し、手元資金などに充てる計画を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に株価が下落し、ソフトバンクの投資事業は業績悪化が懸念されている。自社の財務強化は喫緊の課題だ。

 株式取得を取りやめた理由として、昨年辞任したウィーの最高経営責任者(CEO)などをめぐってウィーに対する当局の捜査が続いていることなどを挙げた。

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