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触らずに開閉ドアスイッチ 滋賀のセンサー企業、感染予防へ売り込み

 センサー製造などを手掛けるオプテックス(大津市)はウイルスや細菌が付きやすいスイッチに触らず、手をかざすことでドアの開け閉めができる「クリーンスイッチ」を開発し販売を始めた。既存のドアの装置を付け替えることで対応できる。

 新型コロナウイルスの感染予防に関心が高まる中、不特定多数の人が利用する多くの施設に売り込みたい考えだ。

 3月下旬から取り扱いを始めた。空調や衛生管理のレベルが高く感染リスクに配慮したい食品工場や医療現場などでの利用を想定している。非接触スイッチは縦横がそれぞれ8.8センチで、手などを10~50センチまで近づけるとドアが開く仕組み。年内に3000台の販売を目指す。

 感知する方式を赤外線からマイクロ波に変えたことで、冷凍・冷蔵倉庫や調理場など湿気が多い場所、結露しやすい場所でも誤作動が起きにくい。手袋をしていても安定的に開けることができるという。

 市場参考価格は6万6000円。オプテックスの担当者は「新型コロナウイルスの感染拡大を少しでも抑えられるよう普及を図っていきたい」と話している。

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