現場の風

富国生命保険 親和性高い信金窓口販売さらに強化

 富国生命保険取締役専務執行役員・桜井祐記さん(67)

 --信用金庫での窓口販売販路に力を入れている

 「地域に根差し、中小・零細事業者向けの営業を主力とする信金と当社は親和性が高い。現在、全国255金庫のうち、199金庫と契約している。当社は代理店登録などの業務代行のほか、信金職員向けに保険営業の教育も行っている」

 --担当部署の「しんきん室」を「しんきん部」に4月1日付で格上げした

 「陣容は13人に倍増した。将来的に少しずつ増やしていきたい。部に昇格させた狙いの一つは、信金が顧客企業が抱える経営や採用の問題にソリューション(課題解決)を提供する際に、当社からも手厚いサポートをするためだ。もう一つの狙いは、情報を一元化することで、信金に対してもっときめ細かいサポートができるようになる」

 --信金窓口で売れ筋の保険商品は

 「当社の営業職員が対面で販売する商品よりも、分かりやすい商品をそろえている。従来は一時払い終身保険などの貯蓄性商品が売れていた。最近は認知症保険や介護保険といった補償性商品が人気だ。例えば認知症保険については、グループ会社のフコクしんらい生命保険が公文教育研究会(大阪市)と業務提携し、信金職員や信金の顧客向けに認知症啓発セミナーを開いている」

 --今後の目標は

 「信金での窓販にはほかの生保も参入してきている。当社は富国生命ならではのサービスを提供し、信金業界の生命保険会社という位置づけであり続けたい。例えば信金と当社の取引先との間で何か協業したいという話が出てきたときに、両者の橋渡しや側面支援をしていく。こうした取り組みが最終的に保険営業につながっていけば、当社にとってもプラスになる」

                   ◇

【プロフィル】桜井祐記

 さくらい・ゆうき 成蹊大法卒。1976年富国生命保険入社。財務企画部長、富国生命投資顧問社長などを経て、2019年から現職。東京都出身。

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