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不動産、小売りの2社倒産 新型コロナ、北海道

 東京商工リサーチ北海道支社などは9日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、北海道の不動産業者と食料品小売業者の2社が倒産したと発表した。

 東京商工リサーチによると、不動産業者の「まるい商事」(苫小牧市)が同日までに2回目の不渡りを出して銀行取引停止処分になり、事実上倒産した。同業他社との競争激化による本業の不振に加え、新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年から始めた民泊事業でキャンセルが相次ぎ資金繰りが限界に達した。負債総額は約9億8千万円。

 また、帝国データバンク函館支店によると、給食向け食材販売も手掛ける食品スーパーの「ムライストアー」(松前町)が7日、函館地裁から破産手続き開始決定を受けた。新型コロナによる一斉休校が決定打となった。負債総額は約7900万円。

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