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米ハイテクで好決算相次ぐ 新型コロナでサービス利用増加

 米ハイテク各社が相次いで市場予想を上回る好決算を発表した。4月29日に発表された米マイクロソフトの今年1~3月期(第3四半期)は売上高と利益がともに増えた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークへの移行で対応に必要なインターネットベースのソフトウエアやクラウドサービスの需要が高まった。世界的な外出規制の中、SNS最大手フェイスブックのサービス利用も大幅に増えた。

 マイクロソフトの同期利益は108億ドル(約1兆1500億円)に増加した。売上高は15%増の350億ドル。ブルームバーグの集計によると、アナリスト予想平均は1株利益が1.28ドル、売上高は337億ドルだった。

 サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)の下でマイクロソフトは数年前からクラウドソフトウエアに重点を移す方向にあり、一部のハイテク企業に比べ新型コロナの影響を受けにくい状況にある。

 新型コロナで職場での勤務が難しくなる中で、生産性ソフト「Office(オフィス)」のオンライン版や、在宅勤務の従業員の連絡や生産性を維持するための会議用ソフトの需要が増えている。現在、同社製ソフトの多くはサブスクリプション(定額制)で販売されており、一般的に顧客は景気が鈍化したとしても支払いを続ける。

 外出できない人たちが娯楽を求める中で、同社のゲームサービスも利用が好調だった。

 同日発表されたフェイスブックの1~3月期売上高も市場予想を上回り前年同期比で18%増の177億ドルだった。新型コロナの感染拡大が企業のマーケティング予算に影響を及ぼす前の段階では、広告需要が旺盛だったことが示された。4月の最初の数週間も事業は安定しているという。多くの人が外出を控え、ネットで情報や娯楽を探していることから、インスタグラムやワッツアップなど同社のサービス利用は大幅に増加し、1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は昨年12月を上回った。

 また、28日発表の米アルファベットの1~3月期決算も予想を上回る増収だった。新型コロナの大流行が顧客企業に打撃を与える前、子会社グーグルでの広告需要が比較的高く推移していたことを示した。(ブルームバーグ Dina Bass、Kurt Wagner)

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