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印刷業の技を感染予防に転用 フェースシールド開発で企業・医療従事者へ

 印刷・食品販売などを手がけるタイヘイ(千葉県匝瑳市、太田健次郎社長)が、印刷物を加工する「打抜き機」でプラスチック製のフェースシールドを開発した。スーパーのレジ打ち担当者の装着用として早くも注文が入っている。

 顔をすっぽり覆うフェースシールドは、飛沫(ひまつ)感染対策として有効とされている。顔を覆う部分の長さは33センチ、折って差し込む組み立て式で、保管スペースを取らず軽量である点も特徴だ。千葉県市川市内の工場にある機械をフル稼働させれば、1時間で1000枚の生産が可能という。

 タイヘイでは、新型コロナウイルスの影響でスーパーの折り込み用チラシなど印刷需要が激減。そんな中、需要が高いフェースシールドに目をつけ、実質3日間で完成させた。今後は医療従事者への提供も進める。

 希望小売価格は1セット400円。詳細はhttp://www.taisakugoods.com/

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