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みずほ信託銀行 企業向けに「バーチャル総会」提供

 みずほ信託銀行社長・梅田圭さん(54)

 --4月に社長に就任した

 「人生100年時代といわれる時代において、信託銀行としては高齢者向けの相続や財産承継などで手助けできることがまだまだある。上場企業の株主総会対策や年金基金のアドバイザリー、不動産運用といった分野も伸ばしていける。信託銀行の持つこうしたユニークな機能をしっかりと発揮していきたいと考えている」

 --新型コロナウイルスの感染拡大の影響に対し、信託銀として対応できることは

 「外出自粛などにより業況が厳しくなっている観光に携わる中堅・中小企業の資金繰りには、しっかり対応していく。強みを持つ財務コンサルティング部隊を活用し、業績が悪化している企業の財務作業をサポートしていきたい。また、(信託銀が担う)株主総会の運営支援業務でも対応が必要になるはずだ」

 --感染防止の観点から、多くの人が集まる株主総会の開催には企業も対応に苦慮している

 「みずほ信託銀が提供しているスマートフォンなどから株主総会の議決権を行使できるサービス『スマート行使』の利便性を高めたいと思っている。株主がインターネット上で参加できるバーチャル総会を企業向けに提供する準備を進めているところだ」

 --不動産業務に長く従事してきた。今後の不動産市況の先行きをどうみるか

 「(感染拡大の影響で)不動産市況は一時的に停滞するが、(大きく減少するような)悲観的な状況になるとの考えはない。長期の低金利と不動産収益の(投資)利回りの差が他の各国と比べて非常に安定している。東京五輪に向けた国内のインフラ整備が進み、長期的な不動産価値は確保されている。1年程度の五輪延期による不動産市況への影響は限定的だ」

                   ◇

【プロフィル】梅田圭

 うめだ・けい 慶大経卒。1988年に安田信託銀行(現みずほ信託銀行)入行。2015年不動産ソリューション営業部長、16年執行役員、18年常務執行役員。20年4月から現職。福岡県出身。

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