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情報通信技術が実現する多様なスポーツ観戦スタイル (2/2ページ)

 コロナ後、攻めの戦略

 ドイツ・ブンデスリーガの地元のある企業は、無観客のスタジアムにファンがスマートフォン経由で声援を送ることができる応援アプリを開発した。このアプリを数万のファンが同時に使ったら、不気味なほどにスタジアムは沸き立つかもしれない。クルマに乗車したまま駐車場に設置された超巨大スクリーンを通しての観戦は、スタジアムのVIP席以上の迫力に満ちているかもしれない。

 仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などの技術進化は、専用ゴーグルをなくし、コンタクトレンズでその効果を享受できるようにするかもしれない。

 マイナスをプラスに転じる。スポーツ経営も、アフター・コロナをいかに攻めの戦略で見据えるか。スポーツビジネスを制する鍵は、先端テクノロジーを取り込むことにある。

【プロフィル】今昌司

 こん・まさし 専修大法卒。広告会社各社で営業やスポーツ事業を担当。伊藤忠商事、ナイキジャパンを経て、2002年からフリーランスで国際スポーツ大会の運営計画設計、運営実務のほか、スポーツマーケティング企画業に従事。16年から亜細亜大経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師も務める。

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