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ゴルフがある日常、そして動く経済 (1/2ページ)

 コロナ禍で失われていた“スポーツのある日常”が戻ってくる。ゴルフの最高峰、米男子ツアーが今週再開する。3月中旬「ザ・プレーヤーズ選手権」の2日目に中止になって以来、3カ月ぶりの大会は11日(日本時間12日)に開幕する「チャールズシュワブ・チャレンジ」(米テキサス州コロニアルCC)である。残念ながら松山英樹、小平智ら日本勢、タイガー・ウッズはエントリーしていないが、豪華メンバーがそろった。

 米ツアー11日再開

 予選2日間は世界ランキング1位のロリー・マキロイ、2位のジョン・ラーム、3位のブルックス・ケプカの“トップ3”が同組でラウンド、4位のジャスティン・トーマスはリッキー・ファウラー、地元テキサスのジョーダン・スピースとの「仲良し3人組」のスリーサムと話題性は十分。楽しみである。

 コロナ感染対策が徹底されて当面は無観客試合だが、再開6試合目の「ザ・メモリアルトーナメント」(7月16日開幕、オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)からギャラリーを入れる方向だという。6日、オハイオ州知事が許可したという報道もあった。観客数など詳細は明らかになっていないが、ギャラリーが入れば、ゴルフの日常が戻ってくる。

 米男子は今や世界200カ国以上と放映権契約を結んでいる。スポンサーからの収入など合わせると年間総売り上げは10億ドル(約1082億円)にもなっているという。日常スタイルが戻れば、動くお金も戻ってくるのである。

 そういえば…。前哨戦的に先月24日、米国で豪華なチャリティーマッチ「キャピタル・ワンズ・ザ・マッチ:チャンピオンズ・フォー・コロニー」(フロリダ州メダリストGC)が行われた。

 T・ウッズ、フィル・ミケルソンというゴルフ界の大スターが、それぞれNFL(アメフト)の元スター、ペイトン・マニング、現役NFLのQBトム・フレディとペアを組んでラウンド。タイガー組が1アップで勝利したが、このマッチで“動いたお金”がすごい。

 賞金1000万ドルは新型コロナウイルス対策支援のために寄付されたが、それだけではない。この模様はケーブルテレビで生中継され、一般視聴者も参加できるライブ寄付金を合計すると総額2000万ドルにもなったという。

 コロナ禍で閉塞(へいそく)した日々を過ごしていた人々…。久々に見る生の素晴らしいプレーに飢えていた。だから感動し、そこに“お金の流れ”が生まれたということなのであろう。

 生中継で視聴者寄付

 5月17日にも米フロリダ州でR・マキロイ、ダスティン・ジョンソンら4選手も新型コロナウイルス感染症拡大防止チャリティーマッチを行った。視聴者参加で総額550万ドルが寄付された。テレビ中継の中、電話出演したトランプ大統領の言葉が印象的だった。

 「(再放送の)誰が勝ったか知っているトーナメントを見るのは、少し疲れていたんだ」

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