現場の風

ズームジャパン 改善重ねテレビ会議での利用定着へ

 ズームジャパン カントリーゼネラルマネージャー・佐賀文宣さんに聞く

 --コロナウイルス感染拡大で一気に利用者が増えた

 「グローバルのアクセス状況が1月に1700万人、2月に2億人、3月には3億人に急拡大した。日本でも利用者は1月から4月にかけて20倍になった。爆発的に増えているのが、個人の無料利用者だ。教育現場などからのアクセスは20倍以上になっている」

 --急拡大への対応は

 「サーバーを順次増強している。東京にもサーバーがある。無料利用者は米国のサーバーにつながっている。爆発的に増えている分は米国のリソースを、法人向けなどに日本の設備も増強し、つながりにくいなどの影響は出ていない。営業体制の拡充はこれからの課題だ」

 --テレビ会議に第三者が侵入するなどのセキュリティー面で問題があった

 「ITに不慣れな利用者がパスワードをかけなかったために侵入されたケースがあった。待機室の機能を使って参加者を選定すれば、会議に乱入されてしまうことはない。ただ、われわれにももっとできることがある。無料利用者にも分かりやすいように改善を重ねていく」

 --通信の一部は中国のサーバーを経由していた

 「中国のデータセンターの設定に人為的な間違いがあり、第2サーバーとして中国が選ばれる可能性があった。すぐに修正し物理的に経由されないようにした」

 --テレビ会議システムは定着するか

 「感触はある。顧客企業の役員から、『接待もズームでやりましょう』と誘われたことも。塾や家庭教師もズームを利用している。保守修繕の現場で熟練者がズームでアドバイスしたり、ショールームでもズーム越しに説明するなどオフィス以外にも成功している。テレワークで社員が孤独になるので、社員向けヨガ教室など、いろんなコミュニケーション方法としても活用されている」

【プロフィル】佐賀文宣

 さが・ふみのり 北海道大大学院修了。1992年日本アイ・ビー・エムに入社し、開発エンジニア、2006年シスコシステムズ合同会社などを経て、19年からズームジャパン。札幌市出身。

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