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アメリカン航空が35億ドル調達 バランスシート補強、財務見直し

 アメリカン航空グループは35億ドル(約3700億円)の新規資金調達でバランスシートを補強する。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で旅行需要が抑制される中、連邦政府からの支援に依存していた財務を見直す。

 21日の発表によると、アメリカン航空は7億5000万ドル相当の株式と同額のシニア転換社債(2025年償還)を発行する。また、担保付き上位債15億ドルを起債し、5億ドルのタームローンも契約するという。

 同社の資金調達はバランスシート補強に幅広い手段を利用する航空会社の動きを示している。今のところ航空機の主な利用は、何カ月も続いた外出自粛生活から脱したいレジャー旅行者が中心で、旅客需要の戻りは鈍い。航空会社は3月後半に新型コロナ感染拡大で旅行需要が打撃を受けた際に大幅削減した国内路線の一部を再開したが、完全な回復は数年を要する見通し。デルタ航空は19日、「緩慢で不安定な」回復に備えており、「新しい通常レベル」に戻るまでに最長3年かかる可能性があるとの見通しを示した。

 アメリカン航空に先立ち、サウスウエスト航空は4月に株式7000万株と2025年償還の転換社債20億ドル相当を発行し、約40億ドルを調達している。(ブルームバーグ Mary Schlangenstein、Crystal Tse)

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