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6月の新車販売22.9%減 34万7371台 前月比下げ幅縮小

 6月の国内新車販売台数は、前年同月比22.9%減の34万7371台だった。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日発表した。9カ月連続のマイナスだが、減少率は5月(44.9%減)よりも縮小した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除を受け、新車販売に持ち直しの傾向がみられた。

 軽自動車以外の自動車(登録車)は26.0%減の21万4857台。統計のある1968年以降、6月として過去最低の販売台数だった。自販連の担当者は、新型コロナの流行「第2波」の懸念もあるため「どこまで回復基調が続くのか楽観視はできない」と語った。

 登録車のブランド別ではトヨタ自動車が22.7%減、ホンダは30.4%減、日産自動車は35.7%減だった。前月から落ち込み幅は縮小したが、コロナ禍以前の水準には戻っていない。三菱自動車は60.2%減と大幅に落ち込んだ。

 軽自動車は17.3%減の13万2514台となった。日産は3.8%増で3月に発売した軽ワゴン「ルークス」の効果が出たとみられる。スズキは5.6%減、ダイハツ工業は27.5%減だった。

 同時に発表した2020年上半期(1~6月)は、登録車と軽自動車の合計で前年同期比19.8%減の220万7775台だった。

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