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小野薬、ノーベル賞の本庶氏と「争う」 提訴受け正当性を主張

 小野薬品工業は6日、がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許を共同で取得した本庶佑京都大特別教授から特許収入約226億円の支払いを求めて提訴されたことを受けて「争っていく方針であり適切に対応していく」との立場を表明した。特許使用料は「契約に基づいて適切に支払っている。水準も妥当だ」とし、自社の正当性を主張した。

 本庶氏は小野薬品と平成18年に契約を結んだが、配分が著しく低いとして料率の見直しを求めてきた。同社は「当時はがん免疫療法に対して懐疑的な見方が多く、他の製薬会社が開発を断る状況下で大きなリスクを取って研究開発に踏み切った」とコメントした。

 小野薬品は業績に与える影響について、現時点で「見込むことは困難」だと説明した。令和2年3月末までに関連費用などとして207億円の引当金を計上している。

 本庶氏はオプジーボの開発につながる研究が認められ、18年にノーベル医学生理学賞を受賞した。

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