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4冠スパコン「富岳」432台を輸送 DHLが搬入に貢献

 DHLサプライチェーンは、計算速度ランキング「TOP500」など4部門で世界一となったスーパーコンピューター「富岳」の本体432台を、神戸市にある理化学研究所の計算科学研究センターまで輸送し、搬入を行ったと発表した。

 富岳の本体は1台当たり約1.6トンあり、6カ月にわたって輸送された432台の総重量は約700トンに達した。国内ではこの要件を満たす車両が限られているという困難な状況のなか、重量物に対応可能な特殊車両を確保するため、DHLはリソースとネットワークを駆使して対応する必要があった。

 また、ドア・ツー・ドアで完全な状態のまま輸送して搬入できるよう、富士通と共同プロジェクトを通じて検証を実施。石川県にある富士通ITプロダクツ笠島工場から、兵庫県神戸市の理研施設に至るまで、保管および輸送プロセス全体の温湿度管理、そして振動対策を徹底的に行った。

 加えて、政府による緊急事態宣言のなか、移動制限などによる影響を最小限に抑えるため、迅速かつ柔軟な対応が必要だった。DHLは状況変化による複数回のスケジュール変更に対応しつつ、精密機器の温度管理輸送の専門知識を生かし、300キロを超える距離を傷一つ付けずに輸送する任務を果たしたとしている。(インプレスウォッチ)

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