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セゾン自動車火災保険 25年度までに業界シェア2位へ

 セゾン自動車火災保険社長・佐藤史朗さん(62)

 --4月に社長に就任した。経営目標は

 「2019年度に主力のインターネットや電話を利用した通販型自動車保険の保有契約件数が100万件を突破した。主力の『おとなの自動車保険』は40~50代にターゲットを絞り、ALSOK隊員による事故現場への駆けつけサポートは高い支持を得た。国内の人口減少で自動車保有者が減る中、今後はどのように市場を囲い込むかが課題になる。商品品質や作業の効率化を進めるとともに、販売ターゲットの年齢層も拡大していく。20年度末に120万件の契約数を目指し、次期中期経営計画の最終年度となる25年度末までに通販型損害保険の市場シェアを現在の3位から2位に引き上げたい」

 --新型コロナウイルスの感染拡大の影響と対策は

 「新規の保険契約は自動車販売の減少から影響が出ており、社内の健康を守ることも課題になっている。社内では感染防止対策を進めたうえで、現状の人員の7割で業務をこなせる体制を築くようにする。出勤や外出の自粛が広がり、テレビを見る機会が増え、自動車保険のCMを見たお客さまが保険料を見直そうとする動きも出ている。対面販売の機会が減る中で、代理店を介さない通販型の保険商品には追い風になると思っている。顧客の動きを分析しながら販売戦略を考えていく」

 --自動車保険市場の減少が見込まれる中で、どのような販売戦略を進めるのか

 「自動車一本足では経営が厳しい。当社が持つデジタルチャンネルを通じた販売網を活用し、介護や健康に関連する商品の提供を考えている。新型コロナの感染拡大で大企業の社員が入る健康保険組合の財政が圧迫され、健保組合の解散が増える問題も起きている。こうした社会課題に対応するため、当社が所属するSOMPOグループとして何ができるかという発想で挑戦していく」

                  ◇

【プロフィル】佐藤史朗

 さとう・しろう 大分大経卒。1981年に安田火災海上保険(現損害保険ジャパン)入社。2016年専務、18年副社長。20年4月から現職。大分県出身。

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