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ユーグレナがPET容器全廃へ 順次紙製に置き換え

 環境バイオベンチャーのユーグレナは、ミドリムシを原材料とした健康飲料などの容器に使っているペットボトルを全廃する。またプラスチック製ストロー使用を取りやめ、2021年中に同社商品における石油由来プラスチック消費量を半減させる。

 今年9月以降、ペットボトル(280グラム入り)は順次、環境負荷の小さい紙製の容器(195グラム入り)に置き換える。同社によると、健康飲料や化粧品関連の商品でプラスチックの使用量が多く、商品の容器や包装の約60%がプラスチックだという。

 微細な大きさのマイクロプラスチックが動植物の生態系に大きな影響を及ぼしていることから、昨年公募で起用した高校3年生の小沢杏子最高未来責任者と現役の小中高生による顧問チーム8人がプラスチックの使用を見直すよう会社側に求めていた。

 ペットボトル商品全廃について同社は「マイクロプラスチックによる環境汚染は将来世代の負の遺産となる可能性がある。使い捨てプラスチックなどの資源利用の削減が社会全体で必要と考えた」とコメントしている。

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