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タカマツハウス 木造戸建て事業をグループの柱に

 タカマツハウス社長・藤原元彦さんに聞く

 --住宅市場で新型コロナウイルスの影響は

 「市場全体の動きはやはり鈍く、対面での営業に制約があるため案件ごとの商談期間は長期化している。先行き不安から不動産を売却し現金化する動きがある一方で、地価が下がると予想し様子見の動きもあり、土地や物件価格の相場観が読みづらくなっている。在宅勤務が普及し住宅ニーズも変化するなか、売り方を含め新たな取り組みが必要になる」

 --厳しい環境下で木造戸建て事業に参入した

 「昨今の木造住宅は高品質で、設計の自由度も高い。顧客の価値観が多様化するなか、後発でも取れるマーケットは十分にある。高機能だが高価格といった“オーバースペック”の住宅ではなく、『ベタークオリティ』『バリュープライス』をキーワードに、安全・安心、快適性を担保しながら値ごろ感のある価格帯で、顧客が望む価値のある住宅を提供していく」

 --営業戦略は

 「当面、グループ会社が営業基盤を持つ東京、横浜で20代後半から40代をメインターゲットに展開し、3年間で180棟、売上高100億円を目指す。戸建て住宅販売・マーケティングの経験が豊富な経営幹部、営業スタッフが多く、高松コンストラクショングループ(TCG)と連携しながら実績を上げていければ、人脈や情報も集まってくる。その後は、さいたま市や川崎市など首都圏で営業エリアを拡大していく方針だ」

 --今後の抱負を

 「TCGの中で木造戸建て事業を、賃貸マンション建築中心の高松建設、中堅ゼネコンの青木あすなろ建設に次ぐ、第3の柱に育てたい。10年後には売上高500億円規模が目標だ。住む人や社員の幸せを実現する活気ある会社をつくりたい」

【プロフィル】藤原元彦

 ふじわら・もとひこ 拓殖大商卒。1985年大手住宅メーカー入社。北関東や神奈川の営業本部長、常務執行役員などを経て2019年9月から現職。神奈川県出身。

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