金融

M&A対面交渉できず落ち込み 2012年以来の低水準

 新型コロナウイルス感染拡大のあおりで、今年上半期(1~6月)のM&A(企業の合併・買収)は金額ベースで前年同期の半分に落ち込み、2012年以来の低い水準を記録した。

 感染拡大が3月に市場を揺るがし、各国・地域がロックダウン(都市封鎖)に動いたことからディールメークに付きものの対面ミーティングがほぼ不可能となり、M&A活動は急停止。ブルームバーグのまとめによれば、同期に発表されたM&Aは1兆ドル(約107兆円)をかろうじて上回る程度にとどまった。

 特に落ち込みが激しかったのは米州で前年同期比69%減。どの主要業種も影響を受ける中で、金融セクターは比較的ましだった。ブルームバーグの集計によれば、米州を舞台とする上期のM&Aで助言した銀行上位3行はモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース。欧州・中東・アフリカの企業を標的としたM&Aは32%減。助言業務のトップ3行はゴールドマン、JPモルガン、ロスチャイルドだった。

 アジア太平洋地域は減少幅が7%にとどまり、健闘した。助言業務の上位3行はモルガン・スタンレー、HSBC、JPモルガンだった。(ブルームバーグ Fareed Sahloul)

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