金融

日生がオンライン販売参入 若年層・都市部の顧客取り込み

 日本生命保険は22日、スマートフォンなどを活用し、保険商品の営業から契約まで一連の手続きを完結させるオンライン販売に乗り出す方針を固めた。来年から順次始める。生保業界では営業職員による対面販売が主流だが、新型コロナウイルスの影響で顧客訪問が難しくなっており、非対面の営業を強化するのが狙い。

 最大手の日生の参入で、業界のオンライン化が加速しそうだ。一方で、日生は対面営業を重視する姿勢は崩しておらず、首脳は「(新たな販売方法の)選択肢を提供する」と説明。若年層や都市部を中心とした顧客の拡大を見込む。

 顧客情報のやりとりや商品提案といった手続きは来年からオンラインでできるようにする。ただ、保険加入時の契約者の意向確認は対面が原則となっており、開始時期を慎重に判断する。

 日生は人工知能(AI)を使った商品提案や、紙の申込書類の電子化を進めてきた。今年1月からは営業職員にスマホを配備し、無料通信アプリLINE(ライン)などを活用している。

 大手生保では、明治安田生命保険が来年4月からオンラインでの保険加入手続きを開始するほか、第一生命保険が2020年度内にもスマホを用いたネットでの保険販売を始める。住友生命保険は今秋にも、ビデオ通話を用いたオンライン営業を開始する計画だ。

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