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「代替データ」に大企業注目 カード情報から消費動向算出

 Q オルタナティブデータとは何か

 A 政府が発表する統計データや企業が開示する決算情報など伝統的なデータを補完する新たな情報群のことだ。具体的には、クレジットカードの決済情報や会員制交流サイト(SNS)への投稿、ニュース記事、スマートフォンの位置情報、衛星画像などさまざまな種類がある。

 Q なぜ今、注目されているのか

 A 2つの理由が挙げられる。まず社会のデジタル化が進み、個人や企業の日々の活動が電子的に記録されるようになったことだ。もう一つは、人工知能(AI)といった情報分野のテクノロジーの急速な進歩だ。膨大な量のデータを素早く解析できるようになったことで、オルタナティブデータ活用の下地が整いつつある。

 Q 活用する利点は

 A 最大の利点はスピードだ。例えば、総務省の家計調査は集計から公表まで1カ月以上の時間が必要だが、クレジットカードの決済情報を活用すれば間を置かずに消費動向の水準を算出することができる。石油タンクを撮影した衛星画像を分析し、統計の発表を待たずに在庫水準を把握することも可能だ。鮮度の高いデータが求められる資産運用業界をはじめ、幅広い業界で今後活用が進むとみられている。

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