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5G契約数、25年に全世界28億件 6年間で230倍超 シェア争い激化

 第5世代(5G)移動通信システムの携帯端末契約数が2025年末までに全世界で28億件に達する見通しであることが、スウェーデン通信機器大手エリクソンの調査で分かった。19年時点では1200万件だったとしており、6年間で230倍超に急成長する。

 5Gは高速大容量で通信の遅延を抑えられる。日本もNTTドコモなど携帯電話大手が今年3月からスマートフォン向けサービスを本格的に開始するなど5G時代が到来しつつある。

 5Gの普及に不可欠な基地局などの通信網向け設備では、中国の華為技術(ファーウェイ)とフィンランドのノキア、エリクソンのメーカー3強による世界シェア争いが激しさを増している。

 一方、トランプ米政権は安全保障上の脅威になるとしてファーウェイへの制裁措置を強化。英国などで同調する動きが出ている。富士通やNECにもシェア拡大のチャンスがありそうだ。

 エリクソンの調査によれば、世界の携帯端末の契約数は25年末までに89億件に達し、このうち5Gが約30%を占めるようになる。5Gサービスの利用可能な範囲は19年時点では世界の全人口の5%程度しかないが、25年には55~65%にまで広がる。

 75社以上が今年5月時点で5Gの商用化を発表している。新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気の落ち込みが深刻になっているが、調査は「先行きが不透明にもかかわらず、事業者は5G対応へ切り替えを続けた」と指摘した。(ロンドン 共同)

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