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東京“起業しやすさ”で15位 米調査 知識や資金調達など高得点

 米独立系調査会社のスタートアップ・ゲノムが公表した「ザ・グローバル・スタートアップ・エコシステム・リポート」2020年版によると、東京が世界の起業しやすい都市ランキングで前年までの圏外から15位に初登場した。6つの評価項目のうち、大学との連携や特許などを評価する「ナレッジ(知識)」が10点中9点、資金調達などの「ファンディング」が8点、事業環境の「パフォーマンス」と人材の豊富さに関する「タレント」が各7点に対し、外国人の起業のしやすさなどに関する「コネクテッドネス(接続性)」が1点、知的財産の商業化や海外展開のしやすさなどを評価する「マーケットリーチ」が3点と低い評価になっている。

 東京都は昨年12月に発表した30年を目標とした長期戦略の中で、このランキングで5位以内を政策目標としている。小池百合子知事は「詳細は把握していないが、起業家が育ちやすい環境を整えていくことが大切だ」とコメント。なお1位はシリコンバレー(米国)、2位はニューヨーク(同)とロンドン、4位に北京、5位にボストン(米国)。アジアでは、8位に上海(中国)、17位にシンガポール、20位にソウル、22位に深セン(中国)、28位に杭州(同)、29位に香港(同)が入った。

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