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パナ9年ぶり赤字、コロナ直撃 4~6月期98億円、部品生産落ち込む

 パナソニックが30日発表した2020年4~6月期連結決算は、最終損益が98億円の赤字(前年同期は497億円の黒字)に転落した。第1四半期の赤字は11年以来9年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、自動車や航空機向け部品などの生産が落ち込んだ。7月以降は回復に向かうとみており、21年3月期の通期は前期比55.7%減の1000億円と黒字を確保できると見込んだ。

 同じ電機業界では、30日に4~6月期決算を発表した日立製作所と富士通が増益で、三菱電機も大幅減益ながら黒字だった。パナソニックの苦境が鮮明となった。

 売上高は前年同期比26.4%減の1兆3919億円、営業利益は93.3%減の37億円だった。トヨタ自動車と住宅事業を統合して新会社を設立し、同事業が連結対象から外れた影響も出た。

 これまで「未定」としていた21年3月期連結業績予想も公表。売上高が前期比13.2%減の6兆5000億円、営業利益は48.9%減の1500億円になると見通した。

 また、パナソニックは30日、赤字解消を目的に中国企業と太陽電池事業で協業する契約を解消すると発表した。マレーシア工場の売却などを予定していたが、中国企業が期限までに手続きを行わなかった。

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